中国出身の女性が愛媛県西予市に移住し、農家民宿の準備を進めています。再生した古民家で田舎暮らしの豊かさを提案します。
西予市三瓶町蔵貫にある1軒の家。敷地には屋根よりも高い立派な柑きつの橙(だいだい)の木があり、年季を感じさせます。
この家を購入したのは、中国出身の吉原学軍さん(61)。夫の実家がある三瓶町に移住しました。
家は壁を塗りかえ畳を新しくするなどリフォームしているものの、実は明治元年に建てられた築160年の古民家。天井は板を取り払い、立派な梁が広がります。
吉原学軍さん:
「梁は見えなかったんですよ。もともとは低い天井があって。古民家だったら梁を見せないと意味がないと思って、大工さんは嫌がりました。ほこりがいっぱいあって、きたないので」
天井裏から現れた梁は160年前の立派な物。ワックスで磨いてピカピカにしたといいます。
吉原さん:
「この梁と柱の組み合わせとか、梁の色と壁の白色の対照的なのがいいし、この複雑な天井の梁の組み合わせがすごく好きです」
吉原さんは以前から日本の古民家に興味があり、再生させたこの家で3月から農家民宿を始めます。家の外には離れの納屋があり、ワラで作った入れ物などの古い農作用の道具がそのまま残っています。宿泊した人たちにはこれらの道具を使ってもらい、昔の農業を体験してもらうことも考えています。
この日は近くに住む女性が訪ねてきました。吉原さんがこの家を購入してから行動力は「速攻型」と驚き、「地域が元気になっていい」と喜んでいます。
近所の女性:
「よくなった、天井がなくなって。」
吉原さん:
「そうでしょ、この間190センチの外人が来た。高い人来ても大丈夫」
農家民宿のオープンを前に、去年は横浜や埼玉から3組の修学旅行生を受け入れ。山と海に囲まれたこの場所で、農作業や釣り、郷土料理づくりなど自然を満喫して欲しいと話します。
吉原さん:
「特に都会から来た若い人たちや仕事に疲れた人に来て欲しくて。自然を十分楽しめるのもあるし、のんびりリラックスして田舎の生活体験とか。あと外国人の観光客も」
これからは、田舎の暮らし体験や伝統文化に興味がある人が愛媛に来ると予想しています。
西予市に移住した中国出身女性の新たな挑戦。築160年の古民家を再生させた農家民宿は4月オープンを予定しています。
#愛媛県 #西予市 #中国 #リフォーム #古民家 #民宿 #農業 #宿泊施設 #地域活性化