白山市にある化学メーカーの工場敷地内の地下水から、国の指針値を最大でおよそ2000倍上回る有害物質「有機フッ素化合物」が検出されました。
市は周辺住民に対し、当面の間、井戸水の飲用を控えるよう呼びかけています。

有害な有機フッ素化合物「PFOS」と「PFOA」が検出されたのは、白山市湊町にある「DIC北陸工場」です。
白山市によりますと、DICが去年12月から今月にかけて敷地内の井戸8か所を自主調査したところ、2か所の観測用井戸から、国の暫定指針値、1リットルあたり50ナノグラムを大きく超える数値が検出されました。
最も高い地点では、およそ2000倍に達していたということです。

これを受け、白山市は17日記者会見を開き、工場から半径500メートル以内にある井戸の利用状況を調査するとともに、安全が確認できるまで井戸水の飲用を控えるよう呼びかけました。
白山市は、井戸水を利用している住民に対し、1日1人2リットルの飲料水を配布するとしています。
なお、市の水道水については、検査の結果、安全性が確認されていて利用に問題はないということです。

DICによると、工場では2003年以前に、分解するとPFOSなどを生成する可能性がある物質を製造していて、当時の製造過程で地下に浸透したことが原因と考えられるとしています。

DICは、18日から22日まで、湊地区の全住民を対象とした説明会を開催する予定です。

石川テレビ
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