大河ドラマ「豊臣兄弟!」で、福井ゆかりの戦国大名・朝倉義景を演じる俳優の鶴見辰吾さんが2月16日、義景ゆかりの地を巡った。朝倉館を再現した部屋に通された鶴見さんは「この土地に義景自身が誇りを持っていたのではという気持ちで演じた」と思いを語った。
朝倉館を再現した部屋で思い馳せる
東京都出身の俳優、鶴見辰吾さん(61)はドラマや映画、ミュージカルなどで幅広く活躍していて、大河ドラマ「豊臣兄弟」では越前朝倉氏の最後の当主・朝倉義景役を演じる。鶴見さんは今回、県の担当者とともに福井県内の義景ゆかりの地を巡った。
まず訪れたのは、福井市の一乗谷朝倉氏遺跡博物館。一乗谷で発掘された貴重な出土品が展示されていて、学芸員が5代続いた朝倉氏の歴史について説明。その後、鶴見さんは朝倉館を再現した部屋に通された。
「朝倉義景自身、この土地に誇りを持っていたのではないかという気持ちで演じました」と鶴見さん。すでに撮影は終了しているが「あながち自分が想像していたことと、違いはないんじゃないかな」と義景の心情に思いを馳せた様子だった。
義景“最期の地”を訪れ「心が落ち着いた」
この後、鶴見さんは義景が自害したとされる大野市を訪ねた。
刀根坂の戦いで織田信長に敗れた義景は大野の賢松寺に逃げ込み、身内の裏切りにもあって自害したとされている。鶴見さんは義景の最期の場所の一つとされる墓所に足を運んだ。
「心が満たされた感じがします。どうしても来たい場所だったので、ようやく心が落ち着いた。そこに暮らしていた人たちの生々しい息遣いやぬくもりを感じられて、領主としての気心や矜持を知ることができた」と現地で得られた感覚を言葉にした。
この日は、義景が訪れたとされる坂井市三国町の東尋坊なども訪れた。鶴見さん演じる義景は、4月以降に大河ドラマに登場する。
