高市旋風が吹き荒れた衆院選から1週間。
国会の召集を前に、14日、比例代表で当選した人への当選証書付与式が行われました。
今回、小選挙区の多くで勝利した自民党はその余波で、比例名簿下位の候補者たちが軒並み当選。
本人たちにも予想外ともいえる結果となりました。
こうした当選者については、かつての“小泉チルドレン”現象をほうふつとさせることから、一部で“高市チルドレン”との声も上がっています。
自民 初当選・村木汀議員:
(Q.高市旋風が吹いて“高市チルドレン”と?)チルドレンというのは好みの分かれる呼称ですよね。
16日、首相官邸では高市首相を呼び止める「トゥンクトゥンクだよ、よろしくね!元気いっぱいだよ!」という声が。
高市首相:
トゥンクトゥンク、しゃべれるようになったんね。
声の主は、2027年に横浜で開催される国際園芸博覧会のマスコット、トゥンクトゥンク。
すると、首相からも会話を試みます。
高市首相:
ところで、きょうの私ってどう?
トゥンクトゥンク:
とてもすてきだよ!
高市首相:
ヨイショもいえるようになっちゃって。
選挙後、初めての週末に行ったFNNの最新の世論調査では内閣支持率は72.0%と、前回より1.2ポイント上昇と高水準を保ちました。
そして、自民党が3分の2を超える議席を得た今回の衆院選の結果を「良かった」と思う人は55.6%と、過半数に達しました。
そんな3分の2を超える自民党の議員の中には当然、初当選組も大勢います。
その1人が、FNNの記者の姿を見つけるや、小走りで向かってきた村木汀(なぎさ)さん。
今回の選挙では25歳の最年少で当選しました。
自民 初当選・村木汀議員:
非常に責任は重いものだと受け止めています。
父が北海道議会の議員で、小さいころから政治に興味があったという村木さんは今回、比例代表の北海道ブロックから立候補。
その名簿順位は、15人中の14位。
これまで立憲民主党が強いと言われてきた北海道で当選するのは至難の業とみられていました。
選挙戦で高市首相が自民党候補の応援に北海道を訪れたこの日、村木さんの姿もありました。
村木汀議員:
小選挙区の候補者の応援に徹しようと頑張っていました。今までの選挙の歴史をみても、なかなか比例14・15位まで議席が回ってくることがなかったので。
しかし、その結果は本人も驚く当選。
こうした当選劇を見て思い起こされるのは、2005年、当時の小泉首相が行った郵政解散で大量に当選した、いわゆる“小泉チルドレン”。
その1人、片山さつき氏が現在財務大臣を務めるなど、政界の地位をつかんだ人がいる一方で、奔放な言動で世間を騒がせた小泉チルドレンの中には、1期で議員生活を終える人もいました。
今回の自民党新人についても、一部で“高市チルドレン”との声が上がる中、村木さんは「確かに、今回は高市政権の期待の高さから得られた議席だと思っております。この得られた議席にしっかりと責任を持って取り組んでまいりたい。(Q.楽しみなことは?)楽しみなこと…。朝、勉強会が開かれる」と述べました。
この日、話を聞いた中で笑顔を見せた数少ない瞬間は、趣味だという映画鑑賞の話になった時です。
村木汀議員:
ちょっと恥ずかしいんですけど“アイアンマン”が好きで。すごく大きな兵器の会社の大富豪だった主人公が、その兵器で傷ついている人を見て一気に考えを変えて、心が第一に動いている。そんなところに感銘を受ける。
そして証書付与式の日、喜びに沸く集団は、今回躍進を遂げたチームみらいの議員やその関係者。
今回、チームみらいは比例で11人が当選しました。
その1人・峰島侑也議員は「第2次トランプ政権ができたときに賛否がすっぱりわかれて、日本でも分断を防ぐ政党が必要だと常々考えている」と、海外での居住生活を日本の政治に生かしたいと話しました。