福島県郡山市の高校でユニークな体験型の合同企業説明会が開かれた。その狙いとは?
郡山市の帝京安積高校。1年生約350人が参加したのは…。合同の企業説明会「COURSE EXPO(こーすえきすぽ)」だ。
企業説明会というと、座って話を聞くだけというイメージを持つ方もいるかも知れないが、こちらでは、実際に体験することができる。
最大の特徴は「見て・触れて・実際に体験」ができること。生徒たちに様々な県内企業の魅力を知ってもらおうと福島県内で初めて企画された。
ケーキ店のブースでは…。
スタッフ:「いらっしゃいませ~」男子生徒:「いらっしゃいませ」
スタッフ:「ご来店ありがとうございます」男子生徒:「ご来店ありがとうございます…」
女性スタッフ:「ちょっと(声)小さいからほかのお店行こ…」
スタッフ:「お客さん帰っちゃった(笑)」
2月12日は県の内外から46社が出展し、生徒たちはその場で“おしごと体験”だ。
参加した生徒は「サービス業とかで、お客様とどう接していくかとか、働いている時間帯とか、知らないところを知られてとても良かったです」「シャトレーゼで(接客の)体験したんですけど、仕事の言葉とかがみんな自然に言ってるけど、意識しなきゃいけないんだなって。働くときに、それ忘れずに意識してやりたいなって」と話す。
こちらは、鉄道の安全装置を製造する企業。県内の若い力に期待をよせている。
大同信号浅川事業所の渡辺智也さんは「すべて人手不足っていうところもやっぱあります。こういうの(説明会)は、とても今後(人材採用に)つながるのかなと思っているので、すごく良い場だなという風に思っています」と話す。
とうほう地域総合研究所の調査によると、高校2年生で名前が分かる県内企業が「ゼロ」と答えた高校生は27.5%。知名度の低さも県内就職の壁になっているといわれている。
説明会を企画したクサカ印刷所の日下直哉代表は「いまこの時期に、いろんな職業を体験することによって、働くイメージを持っていただきたいと思っています」と話した。
生徒たちにとって、楽しみながら仕事を知る絶好の機会になったようだ。