【死刑執行】サリンを誰よりも撒いた「殺人マシン」オウム林泰男死刑囚

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オウム死刑囚の中でも、「殺人マシン」と恐れられた男。オウム真理教元幹部・林泰男(はやしやすお)死刑囚。

東京出身の林死刑囚は、1987年に教団の前身「オウム神仙の会」に入信。教団では脱会した信者に対する盗聴やロシアでの射撃訓練などを行い、教団の武装化路線に深く関わってきた。

死者13人、6300人以上が負傷した「地下鉄サリン事件」には、サリンを地下鉄に散布する実行犯として関与した。

他の実行犯はサリンを2袋ずつ携帯したが、林死刑囚は3袋を持って、中目黒行きの地下鉄・日比谷線に乗り込み、他の実行犯よりも多くのサリンを散布した。
この路線は、最も死者が多く8人が死亡、このことから、オウム真理教の「殺人マシン」と呼ばれた。

事件後、逃走した林死刑囚。オウム特別手配犯の中でも「教団の闇を知る」人物として警察は行方を追った。

特別手配から1年8か月がたった96年12月。警察は、林死刑囚が過去に沖縄県・石垣島(いしがきじま)や西表島(いりおもてじま)などを頻繁に訪れていたことから警戒。石垣市内で林死刑囚を見つけ逮捕した。その時の服装は白いシャツにジーンズだった。

林死刑囚は、初公判で起訴内容を認め、かつての教祖・松本智津夫(まつもとちづお)元死刑囚を「麻原」と呼び捨てにしながら、「絶対的な存在だったので逆らえなかった」と語った。
1・2審とも、判決は死刑。林死刑囚は上告したが、2008年2月、最高裁は訴えを棄却し、死刑が確定した。

今年3月、林死刑囚は東京拘置所から仙台拘置支所に移送された。

7月26日、林死刑囚への刑が執行された。

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