異例の大型連休となったGWも後半。
旅行に出かけたり、趣味に没頭したり、しっかり身体を休めたり、普段はなかなか取れない時間を使って、それぞれ休暇を満喫したことだろう。
  
前半は活動的に過ごした分、残りの3日は家でのんびりと過ごしたいと考えている人や、これ以上出費が重なるのは避けたいと思っている人は多いはず。中には、思うように休みが取れなかったという人もいるだろう。
  
そんな 「なるべく外出せずに過ごしたいけれど、せっかくの休みだから何もしないのはもったいない!」という人におすすめしたいのが、ボードゲームとカードゲームだ。
  
オセロや将棋などのボードゲーム、トランプやカルタなどのカードゲームは、家族や友人みんなで盛り上がれるだけでなく、子どもにとっては知育効果も期待され、大体1000円~3000円程度で購入することができるため、外食やテーマパークに出かけるよりもお金をかけずに遊ぶことができるのだ。
  
そこで今回は、子どもから大人まで世代を超えて楽しめるボードゲームとカードゲーム10種をネット通販大手・Amazonのゲームランキングからご紹介したい。(4月25日現在のランキング)

ルールは簡単でも「戦略」が必要!

1位は、「たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。」(税込3400円)。

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詩的なタイトルのこちらは、「人生で最も幸せな瞬間」であるプロポーズを何度も繰り返し体験することができるゲーム。
「美しい」「どきどきする」「天使」「真っ白なキャンバス」などの言葉が書かれた単語カードと、「僕は(を)」「君だけの」「大切にするよ」「愛してる」など基本的な言葉が書かれた初期カード、そしておもちゃの指輪のような指輪カウンターが同封されている。
 
まず、6色の指輪の中から自分の色を決め、3つの指輪カウンターと6枚の初期カードを受け取る。初期カードは両面使うことができるので、内容を確認。
次に、単語カードをよく混ぜて、裏向きにして山札にして置く。じゃんけんで親を決めたら準備は完了だ。
ゲームの進行は、次の通り。
 
(1)親以外のプレイヤーは山札から単語カードを6枚ずつ引いて伏せておく。
(2)親が顔を伏せてゆっくり10数え始めたら、他のプレイヤーは伏せられたカードをオープンし、自由に組み合わせて素敵なプロポーズの言葉を作る。
(3)親が10数え終わったら、親の左隣りのプレイヤーから順番にプロポーズの言葉を読み上げ、最後に「結婚しよう!」と言いながら自分の指輪を親に差し出す。
(4)親は、最もグッときたプロポーズの言葉を捧げたプレイヤーの指輪を受け取る。
(5)親の左隣りのプレイヤーが次の親になり、1〜4を繰り返て3つの指輪が最初になくなったプレイヤーの勝利。

赤色が「初期カード」、白色が「単語カード」
赤色が「初期カード」、白色が「単語カード」

ロマンチックだが、制限時間内に親の心を動かす言葉を考えなくてはならない頭脳戦だ。
レビューには、「性格の違いやこだわりが文章に出て、女子会で使ったが大盛り上がりだった。親しくない人とやっても面白そう」「笑えるしキュンとする最高のゲーム。飽きることなくプレイして、頭の体操にもなった」という声があった。


2位は、「ブロックス BJV44」(税込1719円)。

白い盤の上に赤・青・緑・黄の4色のタイルを角が接するように置いて、それぞれのテリトリーを広げていく、フランス生まれのゲームだ。
 
「21個の異なる形のピースをより多く置いたプレイヤーが勝ち」というシンプルなルールだが、置き方には戦略が必要。
既にボードに置かれた自分のピースと必ず角で接するように置かなくてはならず、動かすこともできない。
ボードにピースが埋まってくると思うように置くことができなくなるため、置き始めからのスペース取りやテリトリーの広げ方が重要だ。
 
また、プレイヤーの残りのピースは公開情報であるため、それぞれのプレイヤーが図形や戦略を頭の中で組み立て、相手との駆け引きをしながら進めていく戦略的ゲームといえる。
プレイ時間は15~20分程度で、短い時間で遊べることも魅力だ。

「何度やってもピースを使い切ることができないが、そこが奥深くて楽しい」「ルールが簡単なので、子どもと大人が同じ土俵で真剣に戦える。独自ルールを導入しても面白い」というレビューも。


3位は、「マテル・インターナショナル  ウノ カードゲーム B7696」(税込546円)。

トランプと並び、不動の人気を誇るカードゲームの定番中の定番「ウノ」。
場に積まれているカードと色か数字が同じカードを切ることができ、最後の1枚になったら「ウノ!」と宣言して、手持ちのカードがなくなった人が勝ちとなる。
 
こちらのウノはリニューアルされたモデルで、カードがより見やすいデザインになり、新たに4枚の「ワイルドカード」という特殊カードが追加された。
「シャッフルワイルド」は、全員のカードを集めてシャッフルし、ゲームをリセットすることが可能で、「白いワイルドカード」には何でも好きなルールを書くことができ、指定したプレイヤーと全部のカードを取りかえるなどすれば、大逆転のチャンスとなるカードだ。
 
オリジナルウノとルールは同じだが、よりエキサイティングなプレイが期待できる。
「普通のウノは何度もプレイしたが、特殊カードは刺激的で面白い」「子どもは頭がやわらかいからか、さっそく使いこなしていた」というレビューがあった。

懐かしのボードゲーム&アイディアが光る新作

2~3人からプレイ可能で、ルールはわかりやすいが勝つためには戦略が求められるアクティブな遊びが並んだゲームランキング。
4位から10位まではご覧の通り。

4位「はぁって言うゲーム」(税込1356円)。

5位「ソクラテスラ〜キメラティック偉人バトル〜」(税込3300円)。

6位「ナンジャモンジャ・ミドリ」(税込1630円)。

7位「テストプレイなんてしてないよ」(税込1620円)。

8位「人生ゲーム」(税込2627円)。

9位「カタン スタンダード版」(税込2539円)。

10位「ジェンガ クラシック A2120 正規品」(税込1595円)。

最高のプロポーズの言葉を作ったり、「はぁ」という声と表情だけで演技をしたり、歴史上の偉人を組み合わせて強さを競ったり・・・ユニークな新作ゲームがランクインする一方、ウノ、人生ゲーム、ジェンガといった定番のカードゲームとボードゲームも並んだ。
懐かしいゲームで培った技を競うもよし、初めてプレイするゲームで新たな魅力を体感するもよし、家族や友人と楽しんでみてはいかがだろうか?