ロシアのプーチン大統領が、イランにウラン濃縮の完全放棄に合意するよう促したとアメリカメディアが報じました。
アメリカのニュースサイト「アクシオス」は12日、ロシアのプーチン大統領がイランに対し、ウラン濃縮の完全放棄に合意するよう促したとヨーロッパとイスラエル当局者の話として報じました。
プーチン大統領は、先週行われたアメリカのトランプ大統領との電話会談でもイランのウラン濃縮の放棄を支持する姿勢を示したと伝えたとしています。
ヨーロッパの当局者は「プーチン大統領がイラン側にアメリカとの交渉を有利にするため、ウラン濃縮の放棄に向けて努力するよう促した」と語ったとしています。
一方、ロシア外務省は13日の声明で、アクシオスの報道は明らかにイランの核計画をめぐる緊張を高めるための汚い政治キャンペーンだと報道を否定しており、イランのタスニム通信も12日、情報筋の話として、イランはプーチン大統領から核合意に関する連絡は受けていないと伝えています。