島根1区では自民党は2連敗していただけに、島根県連は今回の勝利を保守王国復活に向けて「大きな意味がある」と捉えています。
一方で、全国的にも大敗を喫し、比例中国ブロックでも振るわなかった新党「中道」は結成から1か月で早くも岐路に立たされています。

高階さんが勝利を確信したあと、自民党島根県連の幹部から漏れたのは「安ど」の声でした。

自民党島根県連副会長・青木一彦参院議員:
「本音のところほっといたしました。2年4か月、細田博之先生の後、この選挙区には自民党の代表がいませんでした」

島根1区はかつては党の重鎮・細田博之さんの地盤で他党に付け入る隙を与えないほどの「自民王国」でした。
しかし、細田さんの死後、状況は一変。
細田さんの死去に伴って行われたおととし4月の補欠選挙で野党、立憲民主党(当時)の亀井さんに議席を奪われ、歴史的敗北。
半年後の衆院選でも勝つことができず2連敗を喫し、県連にとって島根1区は「鬼門」となっていました。
今回も敗れることがあれば「自民王国」は今いずこという状況になりかねなかっただけに県連幹部は一様に胸をなでおろしています。

自民党島根県連・絲原徳安会長:
「議席奪還は本当に宿願であったわけで、一応ほっとしている」

一夜明け、高階さんは報道陣の取材に応じ、「自民王国」を築いた細田博之元衆院議長の思いを引き継ぎたいと話しました。

自民党・高階恵美子氏:
「細田先生が何か描いていらしたこと、考えていらしていたこと、私に託そうと思ってくださったことがあったに違いないなと思って、それを探しながら仕事をしたい」

一方、議席を死守できなかった亀井陣営は、「超短期決戦」となり有権者に新党「中道」を受け入れてもらう時間が足りなかったことを敗因に上げました。

立憲民主党島根県連・岸道三幹事長:
「実際のところ公明党は公明党で残ってますし、私たちも立憲民主党は立憲民主党として残っているんです。この辺りを今後の方向性をしっかりと立憲民主党の党本部に示してもらいたい」

比例中国ブロックでも中道が獲得したのは2議席だけ。
名簿上位の公明出身の2人が議席を確保し、亀井さんの復活当選は叶いませんでした。

中道改革連合・亀井亜紀子氏:
「野党で大きくまとめる方向に行ったんだけどそしたら今回、惨敗したので、果たして大きな塊でやることがいいのかどうかっていうのをちょっと考えてしまう」

亀井さんはこのように述べ、野党連携のあり方を見直すべきだと見解を示しました。

TSKさんいん中央テレビ
TSKさんいん中央テレビ

鳥取・島根の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。