衆院選で歴史的敗戦となり、3分の1に議席を減らした中道について、SPキャスター・橋下徹さんとフジテレビ政治部の高田圭太部長と見ていきます。
まず中道を巡る最新情報からお伝えします。
中道は9日午後2時から、党本部で執行役員会を開き、今後の対応について協議しました。
その後の会見では、野田共同代表が「時代遅れ感のある2人だった」と話し、野田・斉藤両共同代表はそれぞれ辞任を表明しました。
さらに、役員会に出席した笠共同国対委員長は、11日に総会を開いて代表選実施のスケジュールを確認し、12日に代表選の告示をして、13日に代表選を行うということで了承したとしています。
青井実キャスター:
4日後ということですが、“時代遅れていない代表選”はどなたになるんでしょうか?
フジテレビ・高田圭太政治部長:
非常に難しいんですけれども、記者からの最新情報だと、取り沙汰されているのは、元立憲民主党の方だと泉元代表、あるいは小川淳也元幹事長と、次世代のリーダーとされるこの2人が軸になってくるという情報があるそうです。ただ、人数は公明党出身の人の方が多いので、公明党の人が出馬したら多数決でそちらになりかねないんですが、今のところ公明党の方は出馬せず、旧立憲の方から人を出して代表にする方向で調整が進むのではないかとみられています。
青井実キャスター:
この辺りも注目ですが、橋下さん、両共同代表の辞任は仕方がないんでしょうか?
SPキャスター・橋下徹氏:
こういう選挙結果になればそうなんですが、これあくまでも僕の感覚です、野田さんと話をしたこととかの感覚ですけど、本来は高市さんと維新の大きな政治の方向性と、もう1つの軸になるのは野田さんの考え方が僕が軸になり得ると思っているんです、外交・安全保障とか。ただ野田さんの考え方に立憲というか中道のメンバーを引き寄せることができなかった、そこが残念でしたよね。
宮司愛海キャスター:
今回の衆院選はベテラン議員なども多く落選しているんです。中道幹部の安住共同幹事長、本庄共同政調会長、それから枝野幸男氏、岡田克也氏、小沢一郎氏、玄葉光一郎氏など、そうそうたるメンバーが残念ながら落選してしまったということですが、橋下さん、なぜこういったことになったと思われますか?
SPキャスター・橋下徹氏:
自分の政治スタイルというものが、国民の多くから受け入れられるかどうかについてのセンサーが鈍かったんでしょう。目の前の人たちに支持をされることによって、このスタイルでいいと。僕から言わせると古い政治スタイルです。でも、維新にも、自民党にも、ほとんどこのタイプの政治家なんです。ただ今回は、自民と維新は高市さんと吉村さんのあの雰囲気で、その古い政治スタイルというものは隠されたんだけど、結局、古い政治スタイルのままでいったら、あの中道のベテラン勢が退陣を迫られたように、自民と維新だってあっという間に退陣を迫られますよ。みんながそういうスタイルを変えていけるかどうかですよね、永田町スタイルを。
宮司愛海キャスター:
そして、中道が獲得した49議席の内訳を見てみると、公明出身者が28議席、比例のみで全員当選。立憲民主党が21議席獲得ということですが、小選挙区での当選は7人のみということです。そして国民民主党は28議席となっています。
青井実キャスター:
これ分裂することもあり得るんですか、高田さん。
フジテレビ・高田圭太政治部長:
今後の中道ですが、道は3通りですよね。
1つは今のまま衆議院だけで中道をやって、参議院、あるいは地方組織は立憲と公明のまま。
2つ目は、参院も地方組織も合同して1つの中道になる。
3つ目は、中道が分裂して立憲と公明に戻る。
今回これだけ否定されたんだから元に戻った方がいいんじゃないかという意見もあるにはあるんです。ただし議席数が、ここで分裂したら立憲出身は21しかないんです。そうすると野党第1党が国民民主党か公明党になるということになって、せっかく49あるわけですから、そこはしっかり野党第1党として高市政権と向き合いたいという意見がこれはメインになってくると。そうすると、中道は中道として、少なくとも衆議院はこのまましばらくやった方がいいのではないかということで、野田さんもきょう、「分裂はするべきではない」という意見を示しています。
宮司愛海キャスター:
橋下さんどうですか、野党がまとまっていくかどうかというところは。
SPキャスター・橋下徹氏:
新しく政党を作ったと考えれば49議席ってすごいです。僕が最初に維新で臨んだ時に52議席ぐらいが必至でしたよ。参政党だって十何議席とか。一から作り直す意識があるかどうかです。今までのものを引きずったらだめですよ。
青井実キャスター:
でも自民党の圧勝によって、野党の役割は大きいわけですよね本来は。
SPキャスター・橋下徹氏:
本来はね、だから新しい野党を作ってほしい。
青井実キャスター:
13日に代表選を行うということで、この辺りも注目ということになりそうです。