2018年、富山市で発生した奥田交番襲撃事件を巡り損害賠償を求めた訴訟の控訴審が名古屋高等裁判所金沢支部で始まり、原告側は「先着した警官らが、殺害された警部補の拳銃をつなぐひもが切れているのを目にしていた」と主張し、県警の初動対応に不備があったと訴えました。
訴えを起こしているのは、2018年の事件で殺害された警備員・中村信一さんの妻です。
2018年6月の奥田交番襲撃事件では元自衛官の島津慧大被告(29)が交番に押し入り、警部補を殺害。
その後、奪った拳銃で近くの小学校で警備をしていた中村信一さん(当時68)を射殺しました。
4日の控訴審で原告側は「刑事事件の資料によると、先着した警官らが、殺害された警部補の拳銃をつなぐひもが切れているのを目にしていた」と主張しました。
そして県警の初動対応に不備があったとして「この情報を当時、通信指令課にどのように報告したのか証人尋問を行いたい」と述べました。
一方の県側は、引き続き棄却を求めていて、反論書や事件現場の写真を提出するとしました。
*中村さんの妻
「今、この機会になんとかしないと富山県警が安心・安全と言ってられない。今のままでは反省を促すどころか改善にも繋がらない。裁判所には反省を促すことができる判決をしていただきたい」