人気文具「マッキー」に酷似した模倣品「マツキニ」が通販サイトで出回り、利用者から品質の違和感が相次いでいる。パッケージには不自然な日本語が記され、線のにじみなど本物との差も現れている。「マッキー」の製造元ゼブラは「模倣品を買わない・売らせない市場環境を作っていければ幸いです」と注意喚起を行った。
「マッキー」そっくり「マツキニ」届く
物議を醸している1本のペン。

商品ロゴを、よく見てみると油性マーカーの「マッキー」ではなく書かれていたのは「マツキニ」。国民的文具マッキーそっくりの品が多く出回っているという。

「ツなのかなんなのか分からない。ンなのか二なのか…。買った時にはマッキーと書いてあった」と語るのは世界的な人気を誇るイラストレーターの岸田メルさん。

ペンを見ると本物そっくりに「マッキー」と書かれていたが、箱には「マツキニ」の文字。
マッキーのロゴに似せるためか、「ニ」の上の棒が極端に短くなっているのが分かる。
岸田さんが気付いたのは、今から2週間ほど前。
ネット通販サイトで「マッキー」をまとめ買いしようと注文し届いたペンを使用したところ、ある違和感を感じたという。

人気イラストレーター・岸田メルさん:
普段使っている(マッキー)よりも水っぽい、シャバシャバしている。細い線を描くときは微妙。

本物の「マッキー」で描いたイラストと比べると、「マツキニ」は極細のはずのペンで描かれた線にもかかわらず太くなりにじんでいるように見える。

人気イラストレーター・岸田メルさん:
本物だと思って買っているので、よく見たら違ったというのはだまされた気持ち。

マッキーを製造・販売するゼブラによると、模倣品は日本や海外の通販サイトで確認されているという。

「マツキニ」の箱の裏面には「うっかり口の中に万一、食べるには近くまで医者」と不自然な日本語が書かれていた。
本物そっくり「マツキニ」は違法に?
本物そっくりの「マツキニ」だが、違法にはならないのか――。

橋下綜合法律事務所・溝上宏司弁護士によると、「模倣品の販売は商標法や不正競争防止法に違反し、10年以下の拘禁刑もしくは1000万円以下の罰金、またはその両方が科される可能性がある」という。

「マッキー」の製造元ゼブラは「イット!」の取材に対し「消費者とともに知的財産保護の意識を高め、模倣品を買わない・売らせない市場環境を作っていければ幸いです」とコメントしている。
(「イット!」1月30日放送より)
