埼玉・八潮市の工場で作られていたのは、「できたてをその日に配送」が売りの、菊水堂のポテトチップです。
揚げたてほやほや、味付け前のポテトチップを食べたフジテレビ・吉岡恵麻キャスター。
そのお味について「甘い!ジャガイモ本来の甘みがすごいです。揚げたてってこんなにおいしいんですね」と話します。
ところが、中には小さすぎるものも…。
今、このメーカーが頭を悩ませているのがジャガイモの不作。
工場に運ばれてきたものを見てみると、小ぶりなジャガイモばかりです。
菊水堂・岩井菊之社長:
こういう小さなサイズが増えている。本当はこのくらいのサイズが欲しい。
この日使われていたのは、2025年秋に収穫された北海道産。
専用の機械で皮むきされたあとスライスされ、洗浄されます。
そして、油で揚げること約3分、ポテトチップに早変わり!
しかし、小さなジャガイモが増えたことで、選別の工程で廃棄になってしまう小さなチップスが増えたといいます。
菊水堂・岩井菊之社長:
大きさがかなりふぞろいな状況で、企業体力という面では厳しいものがある。
2025年夏の記録的な猛暑と少なかった雨の影響が、日本一の生産地・北海道を直撃。
畑には小ぶりのジャガイモばかりが目立ち、収穫量も大きく減少していたのです。
さらに、不作の影響で卸値も上がり、東京都中央卸売市場の最新の卸売価格は、1kg当たり286円と、平年の1.5倍以上の高値となりました。
スーパーでは、買い物客から「むいたら食べるところがない」との悲鳴も聞かれました。
「小さくて高い」。
2025年の記録的猛暑の直撃を受けたジャガイモ。
スーパーの野菜売り場では、2025年に100グラム当たり税込み25円で売られていたのが、2026年は税込み36円で販売されているということです。
小ぶりのジャガイモが7個ほど入った1袋当たりの価格は、約250円。
1年前に比べ、1.5倍ほどの値上がりになっているといいます。
買い物客からは、「ジャガイモが小さいと使いづらい」と嘆く声も。
70代:
あまり小さいと皮むいたときに実がほとんどないでしょ。あまり小さいときは買わないようにしてるけど、間に合わないときは買っちゃう、どうしても。
一方、店では極端な値上げを防ぐために対策をしていました。
スーパーマルサン久喜店 青果部副部長・板清英樹さん:
(Q.現状は?)去年より1.5倍から2倍くらいの感覚。“より良い品をより安く”がモットーなので、ふぞろい品を含めて買い求めやすい商品を探しながら販売。
農水省では、今後もしばらくジャガイモの高値傾向が続くとみています。