19日午後、気象庁などは緊急会見で、20日から週末にかけ今シーズン最強で最長の大寒波が列島に襲来する見通しを発表。
警報級の大雪が5日以上続く恐れがあるとして、不要不急の外出を控えるよう呼びかけました。
21日には、関東南部の箱根や東京でも雪が降る可能性が出ています。

こうした中、積雪が50cmを超えた青森市内でドライブレコーダーが捉えたのは、雪道での事故の瞬間です。

一面が雪に覆われた道路で、前方をゆっくりとしたスピードで横断する車の姿が。
そこへ、対向車線から車が斜めに向かってきて正面からぶつかりました。

屋根から雪が雪崩のように落ち、大きな衝撃があったことが分かります。
衝突された車のフロント部分は大きく破損しました。

氷点下17.5度の厳しい冷え込みとなった19日朝の北海道・旭川市。
市内の石狩川では、水蒸気が冷やされ、凍った水面で花のような形を作るフロストフラワーがあちらこちらに出現し、朝日を受けキラキラと輝く様子が見られました。

また、車のフロントガラスに雪の結晶がつくなど、冷え込みの影響も見られました。

岩手・盛岡市でも大粒の雪が降り出す様子や、山形・酒田市では鳥たちが羽を休める中、雪が降り出していました。

北日本が真冬の寒さとなる中、東日本から西日本はポカポカの陽気に。

東京都心では上着を手に持って歩く人の姿も見られるなど、最高気温13.9度と3月中旬並みとなる暖かさとなり、週末からポカポカ陽気が続いていました。

街の人は「朝冷えてて寒いかと思ったが、昼過ぎて暖かくなり、歩くとさらに(上着)脱ぎたくなるくらい暖かい。気温差が激しいと体調崩しやすくなるので気をつけたい」と話しました。

正午ごろ、山梨県の河口湖、大石公園からは、雲が少なく雄大な富士山の様子が見られました。
乾燥するこの時期ならではの光景です。

一方、この乾燥の影響によって各地で山林火災が相次いでいます。

17日午後0時半ごろに発生した、静岡・藤枝市での山林火災。
18日は各所で赤い炎が見えていました。

発生から2日たった19日も、消防や自衛隊のヘリが上空から散水し、懸命な消火活動を行っていました。

藤枝市によりますと、火事は縮小傾向とみられるものの、下草が燃えている場所もあり、上空からの放水の合間に地上部隊が現場に入り状況を確認していくということです。

焼損した面積は5万5000平方メートルに及んでいます。
これまでにけが人はおらず、建物への被害も確認されていませんが、火災現場からは全焼した車1台が発見されています。

車の所有者とは連絡が取れ、安否が確認できていて、車内に人はいなかったということです。

埼玉・八潮市でカメラが捉えたのは、屋外に設置された湯沸かし器の上に座り暖をとる猫の様子。

撮影者は「良いところ見つけた!って感じで、寒い時間になると現れ、そこにずっといるって感じ」と話します。

20日からの東京都心は3月ごろの暖かさから一転して真冬の寒さが長く続きそうです。

予想最低気温が0度の日が26日まで6日間続き、最高気温も1桁の日がほとんどの予報に。
寒暖差による体調の管理に注意が必要です。

すでに雪が降り出しているのが、雪の壁が続く先にある青森・酸ヶ湯です。
雪が降りしきる光景を観光客が写真に収める様子も見られました。

取材に応じてくれた兵庫からの観光客は「やっぱり兵庫の人間としては、これだけ雪が降ってるとすごい」と話し、髪の毛や眉毛にも雪がつく状況でした。

また、巨大なつららが垂れ下がる様子も見られました。

大阪から観光で来た夫婦は「飛行機が明日ちゃんと飛んで帰れるか心配はある」と話し、20日からの大寒波を心配していました。

19日午後2時から気象庁と国土交通省は緊急会見を開き、「北日本から西日本の日本海側を中心に山地平地ともに大雪が5日以上続く恐れ。普段雪の少ない太平洋側の一部でも大雪になる恐れがある。車両の立ち往生、道路の通行止めが発生する恐れがある」と述べ、「警報級の大雪が5日以上続き、総降雪量がかなり多くなる可能性がある」と指摘。
車の運転時は冬用タイヤ装着などを徹底し、大雪が予想される地域では不要不急の外出を控えるよう呼びかけました。

日本気象協会の72時間予想降雪量によると、日本海側の北海道から山陰地方にかけて、山沿いを中心に100cm以上の降雪が予想されています。
大雪や路面の凍結による交通障害にも警戒が必要です。