現代医学で解明されているホルモンは少なくとも50以上ですが、実際には600以上が存在するとされ、未知の領域も多くあります。

『疲れとり大図鑑』(世界文化社)から抜粋
『疲れとり大図鑑』(世界文化社)から抜粋

なかでも疲労と深く関わるホルモンは数多く、うまく働けば疲れを和らげ、逆にバランスを崩せば、回復に時間がかかる原因にもなります。

たとえば、本格的な疲れが出る“ステージ3”の状態では、すでにホルモンが「危険信号」を出しています。この段階になると、単に寝るだけでは回復せず、体の内部では複雑なプロセスが始まっているのです。

運動による疲労も例外ではありません。軽い筋疲労なら数時間で回復しますが、筋肉の損傷による炎症には24~48時間が必要です。

ほかにも、ストレスに反応する「コルチゾール」や、気分と睡眠を安定させる「セロトニン」も疲れに大きく影響します。その回復には数週間〜数か月かかる場合もあります。

「疲れた」と感じたとき、それはホルモンの過剰分泌や枯渇のサイン。無視すれば、元に戻るまでに数年かかることもありうるのです。

脳がフル稼働→バランスが崩れる

「なぜかやる気が出ない」「ミスばかりで小さな判断にも不安を感じる」「集中しようとしても頭が重い」──これらは典型的な脳疲労のサインです。