きょう=19日、高市早苗総理大臣は午後6時から会見を開いて、解散を表明する予定です。
解散に至った理由や時期について説明が行われる予定の中、政治ジャーナリストの岩田明子さんが関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演し、会見の注目ポイントについて解説。
高市総理が「本当はやりたいと思っているが、自民党内から反対されている『食料品の消費税率・時限的にゼロ』を盛り込んでくる可能性がある」と指摘しました。
なお「食料品の消費税率」を巡っては、主な野党は全て減税や「ゼロ」を打ち出しています。
■高市総理が本当はやりたい?「食料品の消費税ゼロ」
高市総理の会見で注目されるのが「食料品の消費税を時限的にゼロとする」ことが公約として盛り込まれるかという点です。
高市総理のこれまでの発言を振り返ると、総理就任前は「本当に困ってる人たちがいっぱいいる時に減税を惜しむのはおかしい」と述べていました。
しかし総理就任後は「事業者のレジシステムの改修などに一定の期間がかかるとの課題にも留意が必要」と少しトーンダウンしていました。
一方で総理就任後の11月、衆院予算委員会で公明党の議員から「5兆円の高級材がんがあるなら何に使いたいか?」と聞かれ、次のように発言していました。
【高市総理】「自民党に怒られるかもしれませんけど、今だったら、例えば…食料品の消費税・軽減税率をずーっとゼロにする」
■岩田さん「『食品の消費税率ゼロ』については会見に盛り込まれると思います」
この発言について岩田さんは「『食品の消費税率ゼロ』は、『自民党税制調査会(税調)がなかなか通してくれない』ということを暗に示したもの」と指摘し、「会見では盛り込まれると思います」と予想しました。
【岩田明子さん】「これ(発言)は『私のやりたいことだけれども、自民党税調がなかなか通してくれないのよ』ということも暗に示した形だと思うんです。
今回、選挙でシャッフルをすることで、そうした自民党の勢力に対しても、『自分のやりたいことをやりたいんだ』と打ち出していく可能性がある。
この『食品の消費税率ゼロ』については会見に盛り込まれると思います」
■「時限的に食料品の消費税ゼロ」で「争点つぶし」か
さらに公明党と立憲民主党で結成する新党の「中道改革連合」含め、野党が程度の差はあれ、食料品の消費税を巡っては減税や廃止を掲げていることから、岩田さんは「争点つぶしにもなる」と指摘しました。
<食料品の消費税を巡る主な政党のスタンス>
・時限的に減税…国民民主(実質賃金が持続的にプラスになるまで消費税一律5%)
・時限的にゼロ…自民、維新
・「財源改革をして財源をつくり恒久的にゼロ」…中道改革連合
・段階的に廃止…共産、参政
・廃止…れいわ
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年1月19日放送)
■”中道改革連合”の結成で変わる選挙戦の構図
一方、この選挙に合わせて立憲民主党と公明党が新党「中道改革連合」を結成し、政策を発表する予定です。
岩田さんは「中道改革連合が、新党がまさかできると思ってなかったので、そこも随分強く意識したとは思います」と語ります。
番組のコメンテーター石原良純さんは「本当に僕ら一人一人の漠然なる不安を引っ張ってくれるかもしれないという高市さんに対する期待があったわけですね。それが高市内閣への支持率だと思うんですけど、これが決して自民党に支持ではないわけですから、本当にこの会見は見物というか、どういう語り口で何をしゃべられるのかは大事」と期待を寄せています。
また「僕ら受け取る側が、2005年のときの閉塞感と、今2026年になった不安感を見たときに、今の方が『何かがほしい』と、みんな渇望している。周り閉塞感とか、今の危なさって国内もそうだし、僕らの暮らし、経済も、政治も、安全保障も、全てのことが『大丈夫なんだろうか』という思いがある。ここで『強いリーダーがほしい』ってのは。そうすると『そんなものはいらない、それは危ない』という人もいる。『じゃ何をどこを落としどころにするんだ』というのを、きょう出揃う。ここから始まるんだと思う」と選挙戦の行方を展望しました。
高市総理の会見は19日午後6時から行われる予定です。