そして、この4ステップのサイクルは一度きりではありません。
順番が入れ替わったり、前のステップに戻ったりしながら、何度も繰り返すことで、学びはより大きく広がっていきます。
サイクルを「とにかく続ける」こと
「学びを深める4つのステップ」は、どれも簡単ではありません。ですが、どうか身構えすぎずに、とにかくこのサイクルを止めずに回し続けることを意識してみてください。
インプットの段階では、「どんな話題を選べばいいのか」「どれだけ情報を集めれば十分なのか」「どこから情報を探せばいいのか」と、悩みは尽きないかもしれません。
理解や表現の段階でも、「自分の理解は正しいのか」「もっといい説明の仕方があるのでは?」と、不安になることもあるでしょう。
でも、大切なのは、どのステップでつまずいても、そこで立ち止まらないことです。
実際にケンブリッジ大学の学生でも、特に優秀な人ほど、インプットや理解に時間をかけすぎてしまい、肝心のアウトプットや発展までたどり着けないということがよくあります。
たとえば、教科書を一字一句読み込んで満足しても、いざ練習問題を解こうとしたら手がとまる――これは、インプットと理解だけでサイクルがとまってしまった典型例です。
本当に大切なのは、4つのステップを完璧に終わらせてから次へ進むのではなく、多少あいまいでも構わないので、サイクルをぐるぐる回し続けることです。
たとえば、教科書を読む(インプット)、内容を自分なりに整理する(理解)、練習問題を解いてみる(表現)、別の解き方や応用を考える(発展)。このような流れを何度でも繰り返すうちに、自然と理解の精度も表現の幅も深まっていきます。
