1月14日、皇居・宮殿で行われた新春恒例の宮中行事、「歌会始の儀」。

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2026年のお題は「明」。1万4000首を超える応募から選ばれた10人に続き、皇族代表の和歌として、天皇皇后両陛下の長女・愛子さまの歌が詠み上げられました。

『日本語を 学ぶラオスの子どもらの 明るき声は教室に満つ』

愛子さまが詠まれたのは、2025年11月、初めて訪れた異国の地・ラオスでの貴重な思い出。

地元の子どもたちが通う中高一貫校で、日本語の授業を見学された際に感じた、“ラオスの子どもたちの熱気”を歌に込められたといいます。

愛子さまの歌に込められた“思い”「皇室の一員としての責任感」

今回の歌会始にあたり、愛子さまと何度もメールでのやりとりを行ったと話すのは、歌会始の選者で皇室の和歌の相談役を務める、永田和宏さん。

永田さんの元には、愛子さまから5つの歌が送られてきたといいます。

皇室の和歌の相談役を務める 永田和宏さん:
今回作ってこられたのがラオスの歌が5首だったんですよ。驚きましたけど、歌の完成度が毎年上がっているというような気がしますね。
5首それぞれに、ラオスの子どもたちとの接触を歌われた歌だったんですけど、ほぼ何も手直ししないで、そのまま「これがいいでしょう」と申し上げたんですよね。

愛子さまとのやりとりを通じて、永田さんが感じたのは、歌に込められた愛子さまの強い思い。

永田和宏さん:
皇室の一員として正式な役割を持った外国訪問というのをいかに、自覚的に取り組まれたかというのが分かるよう歌になっていましたね。
いかにもこの言葉が自然に生まれているなぁと思わせるだけの素直さ、率直さがあると。
皇室の一員として、初めて公の立場でいくということの責任感というものを感じられたのだと。

2027年のお題は「旅」。永田さんは愛子さまに、こんな思いを寄せていました。

永田和宏さん:
(今の)“気持ちを歌にしてほしい”というのが私の思いですね。できるだけ自分の体験に即した、そういう歌をお作りいただきたいと。
「今のこの時間は、今この時間にしかないんだ」と。それを歌として、若い時期に作っておいてほしいという、そんなふうに思います。
(「サン!シャイン」 1月15日放送)