滋賀県甲賀市の焼き物の里では、来年の干支「午(うま)」の置き物づくりが行われています。
甲賀市信楽町の信楽焼の窯元では、11月から干支の置物づくりの作業が始まり、素焼きが終わった置物ひとつひとつに釉薬が吹き付けられていきます。
窯に入れておよそ1200度で焼き上げると、暖かみのある色とつやが現れ、趣のある午の置き物が出来上がります。
午は飛躍や五穀豊穣を象徴する縁起の良い干支と言われていて、信楽焼の代名詞ともなっているタヌキを乗せたものなど4種類が作られ、6000円から13000円ほどで販売されます。
窯元ではおよそ3千個を焼き上げる予定で、京阪神を中心に全国に発送されます。