ウクライナのゼレンスキー大統領がロシアが少なくとも60日間の停戦に同意した場合、アメリカ主導の和平案を国民投票にかける考えを示しました。

アメリカのニュースサイト「アクシオス」によりますと、ゼレンスキー大統領は、28日に予定されているトランプ大統領との首脳会談で、戦争終結に向けた枠組みで合意したい意向を表明しました。

その上で、アメリカ主導の「20項目の和平案」について、領土問題をめぐりアメリカ側と折り合えない場合は、国民投票にかけることに前向きだとしています。

ただし、その条件として、国民投票の準備と実施のために、ロシアが少なくとも60日間の停戦に同意する必要があると述べました。

ゼレンスキー大統領は、戦時下での国民投票は、安全保障や運営面で大きな課題があると指摘し、「国民が投票できない状況では、結果の正当性が疑われる」としています。

一方、ロシアがこうした枠組みに応じるかどうかは不透明で、28日の首脳会談では、領土問題や安全保障をめぐる協議の打開が焦点となります。

フジテレビ
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国際取材部
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