富山県議会の議員定数の削減を協議している議員の会議で、下新川と高岡の定数を減らして全体で現在の40から38に減らす議長の案が示されました。この案を軸に年度内にも決定する方針です。

県議会会派代表者会議
県議会会派代表者会議
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この案は議員の定数や区割りの見直しについて協議するため開かれた会派代表者会議で武田慎一議長が示しました。

案では議員定数は現在の40から2つ減らして38とし、削減する選挙区は議員1人当たりの人口が最も少ない下新川と適正人数よりも多いとされてきた高岡でそれぞれ1つずつ減らします。

また、あわせて検討されてきた富山市第1と富山市第2の選挙区を1つにして合区とすることについては、選挙区で政策課題が異なることなどから合区しないこととしました。

これまでの協議で最大会派の自民党と公明党は削減に賛成、立憲民主と共産党は現状維持を主張していますが、武田議長は全会派の一致を目指して決定したいとしていて年度内に決定する考えです。

また、武田議長は来年夏ごろの条例改正を視野に入れ、再来年春の次期県議選からの適用を目指しています。

(富山テレビ放送)

富山テレビ
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