寝そべったアライグマのイラストがプリントされたグッズがアメリカで爆売れ!
その売り上げは約4000万円。
一体、なぜなのでしょうか。

きっかけとなったのは、アメリカ・バージニア州にある酒店での出来事。

11月末の朝、出勤したスタッフの目に、多くの酒瓶が床に散乱しているのが飛び込んできました。

そこでスタッフが店内を捜索したところ、トイレの便器とごみ箱の間で4本の脚を大きく広げ、爆睡しているアライグマを発見したのです。

防犯カメラの映像には、アライグマが棚の中段辺りを物色する様子が映っていました。

さらには、酒瓶が散乱する床をアライグマがうろつく様子も。
その足取りは、少しおぼつかないようにも見えます。

そう、アライグマはウイスキーやスコッチなど高級酒を飲み干した挙げ句、酔いつぶれて倒れ込んでいたのです。

通報を受けて出動した動物保護局は泥酔したアライグマを保護。
アライグマに目立ったけがはなく、数時間眠って酔いが覚めたあと、野生に戻されたということです。

この“泥酔アライグマ”の写真は世界的に話題となり、あまりに人間臭い行動に「酔いつぶれてトイレの前で気を失ったこと、誰だって一度はあるでしょう?」「酔っぱらいはトイレの近くで必ず気を失うものだ」「飲み過ぎた時、誰もがたどり着く場所にたどり着いた」など、多くのコメントが寄せられました。

今回の一件を受け、動物保護局は、この泥酔アライグマをデザインしたチャリティーグッズを制作。

すると、Tシャツやパーカー、マグカップなどのグッズにはたちまち注文が殺到し、現時点での売り上げの総額は約4000万円にも上っているといいます。

集まった資金は全てバージニア州の動物保護施設に寄付されるということで、アライグマの飲みすぎトラブルにより、多くの動物が救われることになりました。

フジテレビ
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国際取材部
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