FNNが20日と21日に実施した世論調査で、高市内閣の支持率は75.9%と、政権発足以来最も高くなった。
注目は、若い世代の支持率が92.4%と非常に高いこと。その理由を街で聞いてみた。

初めて総裁のいすに座った写真にサイン

高市首相は22日、都内で開かれている2025年の出来事を振り返る「報道写真展」を訪れた。

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「同じポーズお願いします」
「ありがとうございます」

トランプ大統領とともに原子力空母「ジョージ・ワシントン」で撮影された写真と同じポーズを記者から求められ、笑顔で応えた高市首相。

さらに…

「よし!」

熱狂的なファンであることを公言しているプロ野球・阪神タイガースが、リーグ優勝を果たした胴上げの様子を収めた写真を見るとガッツポーズ。

また、自民党総裁に選出され、初めて総裁のいすに座った時の写真に「崇高雄渾(すうこうゆうこん)」とサインした。

高市首相:
やっと昨日で就任2カ月。未来の日本への不安。これを安心と希望にしっかりと変えていけるように、政策を打っていきたい。

「支持する」内閣発足後、最も高い75.9%

高市首相の台湾有事をめぐる答弁をきっかけに、日中関係が悪化してから1カ月余り。

FNNは20日・21日の2日間、世論調査を実施した。

高市内閣を「支持する」と答えた人の割合は75.9%で、内閣発足後、最も高くなった。

高市内閣を「支持する」と答えた人に、最も評価する取り組みを尋ねたところ、「物価高対策など経済政策」が40.2%で最多となり、次に多かったのは「外交や安全保障」だった。

発足以来3回の調査、いずれも75%以上と高い水準の支持率が続いている高市内閣。
その理由を、フジテレビの高田圭太政治部長は、こう分析する。

フジテレビ・高田圭太政治部長:
高市首相を誕生させた期待感というのは物価高対策、そして強い外交への期待感。
その点、高市政権は発足以来、ガソリン税の暫定税率廃止や今回の経済対策、対米、対中外交などでそれをしっかり実践してきた。世論の期待を裏切らないようにしてきた。

そんな中、「イット!」が注目したのは、若い世代の支持率が92.4%と非常に高いこと。
若い世代が高市内閣を支持する理由を街で聞くと…。

20代:
(ガソリンの)暫定税率廃止とかも、いままでウダウダなってたのが、すごくスピーディー。高市さん自体も頑張ってるというのか、なんとなく伝わってくる。

19歳大学生:
「サナちゃん」って呼んでます、友達が。すごく精力的に日本のこと考えてやってくれてるのかなというのは、若者からすると希望を持てる方だな。

20代:
総理ってロートーンで、真顔で話してるイメージが強かったが、笑顔で明るい、ハキハキしてる感じでいい。「あ、高市さんだ」ってなる、テレビ見てて。

若い世代の間で支持が高い理由について、高田政治部長は…。

フジテレビ・高田圭太政治部長:
高市首相の明るさ、わかりやすさというのが大きいが、今回、年収の壁引き上げという現役世代向けの政策が実現できたということは大きい。
一方で、年収の壁についてはボリュームゾーンには恩恵が大きいですが、そうでない人にとってはそこまでではないという部分もある。時間がたつと、「あれ?そこまで豊かになってないぞ」ということで、期待が必ずしも続かないことも想定される。
(「イット!」 12月22日放送より)