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プレスリリース配信元:株式会社インテージ

あげる側「現金で手渡し」が9割超、と意識に大きな差。予算は2年連続微減で24,039円、物価高影響は4割超。金額と年齢に頭悩ます人も

株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、取締役社長:檜垣 歩、以下インテージ)は、全国の15歳から79歳の男女(5,000人)を対象に実施した「お年玉」に関する調査結果を公開します。

[ポイント]  
・「お年玉をスマホのキャッシュレス決済でもらいたい」人は、昨年より8ポイント増えて38.5%まで増加
・あげる人、9割以上は「現金で手渡し」を予定。「スマホのキャッシュレス決済」は大きな変化見られず
・「予算の総額」は24,039円と2年連続で微減。物価高に加え、「誰に、いくら、いつまで」あげるかの悩みも
・お年玉をあげる1人当たりの金額、小学校高学年は「4,001~5,000円」、高校生は「9,001~1万円」が最多

止まらない値上げが社会に大きな影響を与えた2025年。国際情勢も複雑さを増す中、もう10日ほどすれば新しい年が始まります。2026年はどのような年になるのか、まずは年明けの恒例行事、お年玉事情から見ていきましょう。
近年は生成AIが経済の中心ともなりましたが、IT・DXの波はどこまで生活者に影響を与えているのでしょうか。20歳以下の人に、お年玉を「スマホのキャッシュレス決済」でもらいたいか聞いてみたところ、38.5%の人がもらいたいと回答しました(図表1)。2023年1月分から調査を始めて以来最高で、昨年の30.5%から8ポイントと急増しており、4割に届くところまできていました。

図表1



次はあげる人の事情を見ていきましょう。どのようにお年玉を渡すか聞いたところ、昨年同様に9割以上が現金を手渡しと回答しました(図表2)。理由を聞くと、現金の方がありがたみが伝わるなど、現金、対面の方が反応や感動が大きいという割合が大きかったです。スマホのキャッシュレス決済に慣れないという人は1割程度で、あえて直接・手渡しを選んでいる姿が浮かびました。

図表2



では一旦、お年玉界隈を騒がすキャッシュレスから離れて、全体的なことを見てみましょう。「お年玉をあげる予定がある人」は、過去2年とほぼ変わらず横ばい(46.8%→46.6%→45.7%)でしたが、気になる動きが予算総額。2024年1月は25,099円でしたが、2025年1月は24,775 円、そして今年は24,039円と2年連続の微減となりました(図表3)。
昨今の物価高や円安がお年玉に影響すると答えた人も昨年から2.4ポイント増えて40.2%にものぼっています。お年玉は年始のハレ行事で子供や孫を喜ばせられる一大イベントだけに、社会のマイナスの影響を受けづらい傾向がありましたが、「聖域」に不穏な影が差し始めた可能性もあります。

図表3



少しネガティブな動きが見え始めたお年玉。では実際あげる人は、どのようなことを思っているのか聞いてみました。全体的にはポジティブな意見に対する回答が多く、「喜んでくれるので続けていきたい」が56.5%でトップで、「日本の文化として続けていきたい」という人も2割ほどいました(図表4)。逆にネガティブな意見では、「年齢につれて金額が上がり厳しい」が18.0%でトップ。「あげる金額に悩む」(17.2%)などが続き、金銭や精神的な負担があることがうかがえました。

図表4



子どもたちの喜ぶ姿が見られてうれしいが、一方で年齢と金額の問題が頭を悩ませるお年玉。最後に、その悩みの目安となるかもしれない、渡す相手の学齢別の金額を見てみましょう。
「1人あたりの金額ランキング」を見ると、小学生未満では「1~1,000円」、小学校低学年は「2,001~3,000円」が1位でした(図表5)。小学校高学年と中学生は「4,001~5,000円」が1位で、中学生で5割以上になります。高校生になると半数が「9,001~1万円」、大学生・専門学校生・短大生ではそれが3人に2人となり、これは昨年の結果と同様で、大きな変化は見られませんでした。

図表5



生活者の懐事情も厳しくなっていると言われる中で、お年玉にまで大きな影響が出てくるのか。インテージでは、来年も年始の恒例行事・お年玉の調査を行い、公表していく予定です。

→「2025年お年玉調査 キャッシュレスでもらいたい人、初の3割越え」をあわせてご参照ください。
使用したデータ
インテージのネットリサーチによる自主調査データ】 
調査地域:日本全国
対象者条件:15~79歳の男女
標本抽出方法:弊社「マイティモニター」より抽出しアンケート配信
標本サイズ:n=5000 ※国勢調査にもとづき性別・年代・地域を母集団構成に合わせて回収
調査実施時期:2025年11月19日(水)~11月25日(火)
株式会社インテージ
株式会社インテージは1960年に創業。インテージグループとしてアジアNo.1*であるマーケティングリサーチ/インサイト事業に加えてマーケティングソリューション事業を展開し、9か国の海外拠点とともに国内外の企業・団体のマーケティング活動を総合的に支援しています。事業ビジョンとして“Create Consumer-centric Values”を掲げ、深い生活者理解とデータ活用の高度化による顧客企業支援を通じ、生活者の幸せの実現を目指しています。
*「ESOMAR's Global Top-50 Insights Companies 2025」に基づく(グループ連結売上高ベース)

【報道機関からのお問い合わせ先】
■株式会社インテージ 広報担当:下河原/森/依田
TEL: 03-5294-6000
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