小浜市内の民宿では、冬の伝承料理「鯖のなれずし」作りが最盛期を迎えています。
小浜市田烏地区の民宿では、例年と同じ11月から鯖のなれずし作りが始まり、年末年始を控え、いま最盛期を迎えています。
この民宿のなれずしは、1年半かけて漬けた鯖のへしこを使うのが特徴で、塩抜きをしたあと地元産コシヒカリと麹を混ぜたものを詰め込んで桶に入れていきます。
漬け込む期間は20日ほど。じっくり発酵させることでまろやかな酸味と甘みのある味に仕上がり、気温が低くなるほど味わいが増すということです。
経営者の森下佐彦さんは「おかげさまでぐっと冷え込んできたのでおいしさが違う。順調」と話します。
作業は4月中旬まで続きます。