H3ロケット8号機が22日午前、種子島宇宙センターから打ち上げられましたが、JAXAによりますと、「第2弾エンジンの燃焼が予定より早く停止した」として状況を確認しています。
轟木康陽記者
「大きな光を放ちながら、H3ロケット8号機が今種子島から宇宙へと向かっていきます」
H3ロケット8号機は22日午前10時51分、南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げられました。
機体は順調に飛行を続けていましたが、予定されていた衛星の投入時間の直前に、JAXAは第2弾エンジンの燃焼が予定より早く停止したと発表しました。
「第2弾エンジンの燃焼が予定より早く終わりました」
JAXAは詳しい状況を確認しています。
H3ロケット8号機は12月17日に打ち上げられる予定でしたが、ロケットから出される高温のガスを冷やすための冷却水の量が足りず、直前で中止されていました。
機体にはスマートフォンやカーナビなどの位置情報の精度向上などに役立てられ、日本版GPSと呼ばれる「みちびき5号機」が搭載されていました。
JAXAはこのあと記者会見を開き、当時の状況などについて説明を行う予定です。