19日は過酷なマラソンの話題です。
あたり一面、雪に覆われたコース。
先日行われた「南極アイスマラソン」です。
選手たちが走るのは南極の「ユニオン氷河」で世界最南端のマラソンとも呼ばれています。
レースはとにかく過酷で南極特有の強風に加え、厳しい寒さも。
この日の気温は氷点下15度でした。
厳しい気象条件の中、約42kmを走り切って優勝したのはオーストラリア人女性。
タイムは3時間48分43秒でした。
2025年で20回目を迎えた「南極アイスマラソン」で女性が優勝は初めてだそうです。
優勝した女性は「興奮はしているけれど、体が凍えるほど寒いんです」と話しました。
しかし、南米チリからの迎えの飛行機が遅れるハプニングが発生し、極寒の地で足止めに。
このピンチに選手たちが思いついたのが、またもやマラソンでした。
よく見てみると今度は後ろ向きで走っています。
始まったのは南極初の「後ろ向きマラソン」。
距離は1マイル、約1.6kmで、ツルツルすべるコースに悪戦苦闘しながらも選手たちは予想外のピンチを楽しんだようでした。