大阪市・中央区で走行中のタクシーが道路を外れ、飲食店に突っ込む瞬間がカメラに捉えられた。店は入口側が激しく破損した。タクシーは交差点で無理な進路変更をし、トラックと衝突、はずみで店舗に突入したとみられる。店内に人はおらず、乗客と運転手が負傷した。

飲食店に車両突っ込む事故発生

大阪市・中央区で17日に撮影されたのは、飲食店に正面から突っ込んだ1台のタクシーの姿だ。

店の正面にタクシーが突っ込んだことで、ガラスは粉々に。店の扉は押し込まれる形で大きくゆがみ、近くには事故の衝撃で外れたとみられるホイールも残されていた。

店内に設置された防犯カメラが、事故の瞬間を捉えていた。

タクシーは静かな店内に、突然、大きな音とともに突っ込んできた。当時、店は営業しておらず、巻き込まれた人はいなかった。

無理な右折が事故に発展

なぜタクシーは道路を大きく外れ、店に突っ込んだのか。

警察によると、5車線の道路の一番左側を走っていたタクシーが交差点で強引に右折しようとし、直進してきた軽トラックと衝突した。そのはずみでタクシーが道路沿いの店に突っ込んだという。

当時、店舗の上の階にある自宅にいたという女性は「音なったよ、大きい、結構大きかった。カカーンってなって、地震かと思った最初は」と振り返る。

この事故でタクシーに乗っていた客の70代の女性が腰の骨を折る重傷を負い、50代の運転手も軽いケガをしたという。
（「イット！」 12月18日放送より）