表参道の人気カフェ「パンとエスプレッソと」が愛知に初上陸。看板商品の食パン「ムー」は思わず声が出る“ふわもち”食感で人気です。
■看板商品はバターをたっぷり使った食パン「ムー」
「パンとエスプレッソと 犬山城」の人気商品は「ムー」(450円)です。

店長:
「“ムー”とはフランス語で“やわらかい”。バターをたっぷり使った耳までやわらかい食パンです」
リポート:
「噛めば噛むほどバターの甘味が口の中で広がります」
客:
「全然違う。ふわふわ、もちもち」
厨房でみつけたのは、巨大なバター。通常の食パンの10倍のバターを使っています。ポイントは、数種類をブレンドした国産小麦で作った生地に限界まで練りこむこと。金型に詰めて発酵させ、オーブンで約30分焼けば完成です。

割れば、幸せな香りがあたり一面に立ち込めます。さらに、ムーとナポリタンが融合した犬山店限定の「鉄板ムーナポリタンポット」(1450円)も人気です。
店長:
「特製のトマトソースとホワイトソースとチーズとナポリタンをのせて焼き上げた」
リポート:
「マヨネーズやチーズがかかっているのでまろやか」

他にも、八丁味噌にハチミツやみりんを混ぜた「八丁味噌チーズムートースト」(1300円)や「ムートースト小倉あんバター」(1100円)など、名古屋めしとのコラボメニューも楽しめます。

客:
「モーニングのために6時半に(家を)でた」
土日には行列ができるほどの人気です。
■市民からの熱烈なオファーで犬山へ
コーヒージャーナリスト:
「パンとコーヒーを組み合わせたときに出てくるマリアージュ(調和)の世界観をうまく作っている」
パン職人やバリスタと緻密な計算を立てて、パンとコーヒーの相性を極限まで突き詰めたことが成功のポイントだといいます。

ベーカリーカフェ「パンとエスプレッソと」は、2009年に表参道でスタートし、現在は全国に51店舗を展開。今回愛知に初出店しました。なぜ犬山だったのでしょうか。
店長:
「犬山の地元の方に紹介していただいて」
きっかけは、犬山市民からの熱烈なオファーでした。さらに、国の登録有形文化財にも指定されている築100年の「真野家住宅主屋」も大きな後押しになったといいます。

壁紙には美濃和紙を使うなど、元のたたずまいを大切にしつつ改装。非日常的な雰囲気で、口コミやSNSで人気につながりました。
