地元のソウルフードを気軽に味わえる店が、北九州市の玄関口、JR小倉駅にオープン。記者が早速、訪ねてみた。

平打ち生麺に香ばしいソースが絡む

きつね色に焼き上げたうどんにシャキシャキの野菜を絡め、仕上げは、店こだわりの特製ソース。香ばしい香りとともに完成したのは、北九州のご当地グルメ『焼きうどん』だ。

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この焼うどんを提供するのは、JR小倉駅の商業施設内にオープンした『焼きうどん専門店 きつね』。JR小倉駅の新幹線改札口を抜けて真っ直ぐ進み、エスカレーターを降りた先のレストランフロアにオープンした。北九州市内では、2店舗目となる。初日から多くの人が訪れ、店内は賑わいを見せていた。

「地元から」という女性は「食べてみたいなと思って、家ではちょこちょこ作って食べるけど」と満足そうな表情。

また「焼うどんは初めての経験」と話す大阪から訪れた男性は「めちゃくちゃうまい!」と感動した様子だった。

「小倉駅の中に小倉のソウルフードを楽しめるお店がなかったので、焼きうどん専門店をオープンしました」と話す店長の川原直行さん。平打ちの生麺に豚肉、モヤシ、ネギを絡め、ソースで仕上げる。

『ご当地麺選挙』で見事1位に輝く

中でも注目は「九州で1番になった焼きうどんです」と差し出された一品だ。

たっぷりのネギにプリプリのホルモン。てっぺんに生卵が乗った、その名も『駅長スタミナ焼きうどん』。

実はこの『駅長スタミナ焼きうどん』、11月23日に開かれたJR九州の駅長が各地域の“推し麺”を競う『ご当地麺選挙』で見事1位に輝いたメニューなのだ。

この日のランチタイムには、JR九州小倉駅の松尾宜彦駅長も訪れ「我々の本拠地である駅で、駅の中に2号店を出店して頂いて感謝です」と自身が推した一品に舌鼓を打っていた。

川原店長は「もっともっと観光客に来て頂いて、この小倉駅が盛り上がって、さらに北九州をもっと観光客で盛り上げたい」と意気込みを見せていた。

小倉のソウルフード、焼うどん。名物として、今後は小倉を訪れる観光客のお目当てのひとつになるかもしれない。

(テレビ西日本)

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