岡山大学病院の研究グループが、生まれつき心臓に疾患がある子供たちの病気の原因を研究するため呼びかけている寄付金が、目標の1000万円を達成しました。
クラウドファンディングで寄付の協力を呼びかけているのは、岡山大学病院心臓血管外科の笠原真悟教授らの研究グループです。心臓血管外科では、生まれつき心臓の形や機能に異常がある「先天性心疾患」の子供たちの手術を全国の病院で最も多い年間350例行っています。
病気の原因については研究が進んでいないため、早期診断や早期治療に役立てようと岡山大学病院で、病気に関連する遺伝子配列の特定を目指す研究を進めることになりました。
専用サイトで募った寄付金は、12月10日夜、目標の1000万円を達成したということです。研究を進める笠原教授は、「多くの支援は、研究の必要性や重要性を反映したもの。スピード感をもって進めたい」としています。
クラウドファンディングは19日までで、さらに多くの協力を呼びかけています。