岩手県盛岡市出身でエンゼルスの菊池雄星投手が、12月13日に花巻市で自主トレーニングを公開しました。
2026年春のWBCについては「前のめりで考えたい」と出場への意欲を見せました。
菊池投手は、自身がプロデュースする花巻市の複合型野球施設「KingoftheHill」で自主トレーニングを公開しました。
最高で280kgのバーベルを持ち上げるという菊池投手。
この日は190kgのバーベルを連続で上げるトレーニングを短いインターバルで5セット行いました。
自主トレには花巻東高校の後輩で巨人の西舘勇陽投手なども参加。
菊池投手は「片手での逆立ち」や、頭を中心に体を支える「三点倒立」を披露しながら、体の軸を意識する大切さを伝えていました。
その後のキャッチボールでは20球ほどを投げ込み、投球の感覚を確かめていました。
メジャー7年目となった2025年は、自己最多となる33試合に先発登板し7勝を上げた菊池投手。
「冬にどれだけ頑張るかで来シーズンの結果が決まる」と話し、体づくりに励んでいました。
菊池雄星投手
「2025年シーズンちょっとストレートの質が落ちたところがあったので、ストレートをもう一回、球速・質含めて取り戻していく。『来年はこれくらいいけるだろう』という気持ちは全くないので、もう一回ゼロから作り直す。2026年バージョンの僕のピッチングをつくると、そういう思いでやっている」
また2026年春のWBCについては出場への強い意欲を示しました。
菊池雄星投手
「『野球人生の中で一度は』という思いはあったので、チャンスがあればぜひ『前のめり』で考えたい。世界一しか目標はないと思うので、そこに貢献できたらなという思いはある。いつ声がかかってもいいように今準備している」