生きざまを刻んで五輪で恩返しを
「先生が悔しそうにしているのが1番悲しかった。久々にちゃんとぶつかり合ったというか、最後はちゃんと頑張ろう、で終わって。それが良かったかな。あれは忘れることもないだろうし、あの試合も忘れないし、その後の先生との言い合いじゃないけど、そういう時間も今後忘れないだろうな…」
これまで自分のためにスケートをしていたというが、こうした経験を経た友野は背負うものは大きいと話す。
「戦う姿勢だったりを、自分が思っている以上に普段からいろいろな人が見てくださっていると感じて。スケートをやっているのは自分のためではあるんですけど、それがいつの間にかどんどん広がっていって。いろいろな人が見てくださって、応援してくださって、こういった形でスケートを続けられている。
結果も、もちろんありますけど、生きざまといいますか、それを刻んでいくのが1番の恩返しだと思います。でもやっぱり、オリンピックに行くのが1番みんな喜んでくれると思うので。
それだけを目指して、刻んでいるだけじゃなくて、その先を見据えながらやれたらいいなと思います」
何が起こるかわからない全日本。友野は「自分のスケート人生は、かなりドラマチックなんじゃないかと思っている。よりそのドラマを盛り上げていけたらと思いますし、自分としてもそうなるかと思っています。今までのスケートを全部詰め込んで出し切れたら」と意気込む。
たった3枠しかない五輪の切符。誰がそれをつかむのか。
(ディレクター 水橋謙志郎)
全日本フィギュアスケート選手権2025
オリンピック代表最終選考会
フジテレビ系にて12月19日(金)から3夜連続中継
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