10月に着工した菊陽町にある半導体製造大手TSMCの第2工場の工事が『中断しているのではないか』との一部報道について木村知事が12日午後、報道陣の取材に応じました。木村知事は、この中で「プロジェクトは進行中で県としては工事が中断しているとは認識していない」と述べました。
菊陽町原水に建設中のTSMCの第2工場はことし10月に着工し、2年後の2027年12月の稼働開始を目指しています。
一方で、着工から2カ月たった現在、巨大なクレーンなどの重機の姿が見えなくなっていて、一部の報道機関が「工事が中断しているのではないか」と報じていました。
【木村 知事】
「(TSMCサイドから)プロジェクトは引き続き進行中であると、聞いている。パートナー企業と工事の計画などをやりとりしているということなので、県としては工事が中断したかとか、中止したとか、というふうには認識していない」
木村知事は先ほどこのように述べた上で「TSMCの第2工場が計画通りに稼働できるようサポートしていきたい」と話しました。
また、TSMCの子会社JASMは、TKUの取材に「市場の噂や憶測にはコメントしない」とした上で、「プロジェクトは継続的に進行している」とコメントしています。