熊本地震から10年を迎える来年行われる選挙への動きです。益城町で12月10日、現職の西村 町長が4期目への出馬を表明。新人で会社代表の女性も6日に出馬会見を開きました。

10日に開かれた益城町議会の一般質問。益城町の西村 博則 町長は「熊本地震からの完全復興と新しい益城町の礎づくりに全身全霊で取り組む」と語り、4期目への出馬を表明しました。

【西村 博則 氏(69)】
「これまでさまざまな決断をしてきた。厳しい決断もあったが、これからが本当の益城町の正念場。愛する益城町を今以上に発展させるように頑張りたい」

西村さんは熊本地震からの復旧復興が進み、町内の人口が被災前と同水準に戻ったことをアピールし、木山仮設団地の跡地周辺の開発事業などに、取り組みたいと話しました。

【徳永 恵美子 氏(57)】
「道は大きくなった。でも、一方で道路拡張で店を閉めた人やいまだ家が定まっていない人もいる。熊本地震があったからこそ、さらに活性化していきたい」

一方、12月6日に益城町長選に出馬を表明したのは、人材育成会社の代表を務める徳永 恵美子さん。

益城町在住の徳永さんは、「大きな道路ができて車がたくさん移動するが、益城町は街から街への抜け道で、もったいない」と指摘。

買い物ができる場所を増やし、交通の便を改善するなど、「多くの人に足を止めてもらうまちづくりをしていきたい」と話しました。

テレビ熊本
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