バレーボールの日本一を決める天皇杯で、鎮西高校が格上のVリーグチームから金星です。
鎮西はエースの一ノ瀬や岩下のスパイクのほか、合わせて15本のブロックポイントを奪うなどし、春高全国大会に向けて大きな手応えをつかみました。
11月、畑野 久雄 監督が亡くなり、宮迫 竜司 新監督の下での初陣となった鎮西。
相手はVリーグの西地区で首位に立つ好調のヴィアティン三重。鎮西は2年生エース一ノ瀬で最初の得点を奪うと、サイドの大石が完璧なブロック。粘り強い守備からサイドの大石が決めるなど三重に食らいつきます。
それでも地力の差を見せつけられ、第1セット奪われます。
鎮西22-25ヴィアティン三重第2セットに向けて、ブロックシステムの修正を指示した宮迫監督。その采配がピタリ。特に身長177センチと小柄な大石が大当たり。立て続けに相手のスパイクをシャットアウトし、流れを引き寄せます。
鎮西はこのセットだけで5本のブロックを決め、25対18でセットを取り返します。
3セット目以降も鎮西のブロックがゲームを支配。要所では一ノ瀬や岩下のダブルエースが相手ブロックをものともせず、スパイクをたたき込みます。
一ノ瀬は1人で26得点とエースの活躍を見せると、最後はこの日、大活躍の大石が9本目となるブロックポイントで勝負あり。
ダブルエースの活躍と15本のブロックを決めた鎮西がVリーグチーム三重を破り、3回戦進出です。
鎮西3(22-25、25-18、25-20、25-20)1ヴィアティン三重
【鎮西高校 福田 空 主将(3年)】
「『高校生らしくガンガン攻めていこう』と話していて、それができたのと、ブロックがはまったので楽な展開でバレーができました。勝ったこともだが、東京体育館で春高前にできるのもいい経験なので、春高につながっていると思います」
【鎮西高校 一ノ瀬 漣 選手(2年)】
「2セット目以降、高校生らしさを出せて楽しんでプレーできたから勝てたと思います」
【スタジオあとコメ】
3回戦は13日、鎮西はトップリーグSVリーグの日本製鉄境ブレイザーズと対戦します。