このように県内でもインフルエンザの感染拡大が続く中、インフルエンザや風邪の予防に効果的な「正しい手洗い」を鹿児島市の小学生が学びました。
「どれくらいの時間、手を洗いますか?」
「30秒!」
12日、鹿児島市の荒田小学校で開かれたのは、「正しい手洗い講座」です。
荒田小学校でも先週、インフルエンザで2クラスが学級閉鎖になり、持久走大会も延期になりました。
そんな中、12日は、感染症や食中毒予防の一環として、日本食品衛生協会が認定した手洗いマイスターが4年生を対象に、「正しい手洗い」のポイントを教えました。
まずは汚れに見立てたクリームを手に塗り、いつものように手を洗います。
その後、特殊なライトに手をかざしてみるとー。
「白く光るところは(汚れが)残っているところ」
「全然洗えていない。怖い」
「めちゃくちゃ(汚れが)あったよね。めちゃくちゃあった。手の甲とか。思ったよりあった」
普段の手洗いではちゃんと汚れが落ちていないことがわかり、驚きを隠せない児童たち。
さっそく、手洗いマイスターに「正しい手洗い」の手順を学びます。
「爪はどうやって洗うかというと指をきゅっと、全部まとめます。片方の手は丸めて、(まとめた指を)中に入れて、中でぐりぐりぐりー」
「あー!思いつかなかった!」
洗い残しの多い指の間や爪の先、そして手首まできちんと洗うようにマイスターから指導を受けた児童たち。
ポイントを確認しながら、再度、手を洗ってみるとー。
「すばらしい!手首は大丈夫?OK!合格です」
「残念!ここがほら(汚れが残っている)」
「もう1回洗ってこよう」
汚れをチェックし、もう一度手洗い。もう一度、ライトでチェック!
「大丈夫だ!ここに残っていたよごれが落ちている」
「よし!OK。上手にできました!」
児童たちは、正しい手洗いの重要性を理解したようです。
児童
「正しい手洗いを学べて良かったです」
「妹にも教えて一緒に洗いたいと思います」
「これから正しい手洗いを続けて、もっと手をきれいに洗いたいと思います」
「マイスター、すごいな。インフルエンザにかからないようになど手洗いで対策したい」
鹿児島市食品衛生協会 手洗いマイスター・吉田孝久さん
「身近でいちばん大切なのは手洗い。各家庭でやっていただくと、病気の予防にもなる。別な作業から新しい作業をするときに手洗いをするというのは大事な習慣だと思う」