7年前、千葉県市川市で女性に性的暴行を加えるなどした罪に問われ、一審で懲役8年の実刑判決が言い渡されたアメリカ国籍の被告の控訴審で、東京高裁は、審理を千葉地裁に差し戻す判決を言い渡しました。
クリストファー・ステイブン・ペイン被告(33)は2018年、市川市で帰宅途中の女性(当時20)に性的暴行を加え、けがをさせた罪に問われ、一審の千葉地裁は懲役8年の実刑を言い渡しました。
被告側は「無罪証拠を無視したDNA鑑定による冤罪」として控訴していました。
二審の東京高裁は11日の判決で、DNA鑑定の評価について審理が尽くされておらず、「新たに広範な証拠を取り調べなければならない可能性がある」などとして一審判決を破棄し審理を千葉地裁に差し戻す判決を言い渡しました。
被告側は上告する方針を示しています。