12月に入っても県内各地でクマの目撃が相次ぐ中、注意を呼びかける音声メッセージが流れる自動販売機が、岩手県紫波町に設置されました。全国で初の取り組みです。

12月11日朝、紫波町に設置された「クマ対策自動販売機」は、お金を入れると「クマ出没注意!」と注意を促す音声が流れます。

この自動販売機は大手飲料メーカーのダイドーと紫波町が連携して設置しました。

クマへの注意を呼びかける自動販売機の設置は全国で初めてだということです。

利用者が自動販売機にお金を入れると「クマ出没注意」という音声が流れるほか、商品を購入すると5種類の注意喚起がランダムに流れます。

この音声は、町内に住む元役場職員の男性の声を収録したもので、地元の人が親しみやすいように工夫されています。

ダイドードリンコ東北営業部 高野裕一部長
「地元になじんだ声が記憶に残って、さらなる注意喚起になってくれればと非常に期待している」

この自動販売機は紫波町の3つの公民館に設置され11日から稼働しています。

岩手めんこいテレビ
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