12月8日の地震を受け「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が出されている中、岩手県内では12日も地震が発生しました。
備えの意識の高まりを受けて、県内のホームセンターでは防災用品の売れ行きが伸びています。
サンデー盛岡本宮店 松江昂汰店長
「先日の地震を受けて、店頭で地震関連の商品を買い求める客が急増したような状態」
盛岡市のホームセンター・サンデー盛岡本宮店では、地震が発生した翌日の12月9日から店の入口に防災用品を集めたコーナーを設置しました。
問い合わせや買い求める人が急増しているといいます。
三倉茉裕子アナウンサー
「こちらは非常食のコーナーですが、今は売り切れが目立ちます。災害時に備えたいという思いが一層強まっているのがわかります」
サンデー盛岡本宮店では普段から約100種類の防災用品を取り扱っていますが、地震のあと特に売れているのは即席タイプの非常食です。
混ぜるだけで食べられるカレー味などの玄米スープや、袋を開けるとそのまま味わえる野菜スープなどが特に売れているということです。
そして寒さが強まっていることもあり、かぶると体温の低下を防ぐことができる「非常用保温アルミシート」や、電池で動き停電時に使用できる石油ストーブの売れ行きも伸びています。
サンデー盛岡本宮店 松江昂汰店長
「急な地震・災害に対する備えということで何があるか分からない状態なので、自分の命、家族の命を最優先に守れるような準備や対応をしてほしい」
また、サンデー盛岡本宮店では家具やテレビの転倒を防ぐ粘着マットや突っ張り棒も品薄が続いていて、この週末に合わせて通常の仕入れ量の4倍仕入れることにしています。