北海道・三陸沖後発地震注意情報の発表を受け、高齢者の介護施設でも備えを進めています。
岩手県大船渡市の福祉避難所となっている介護施設では、後発地震に備えて米や水などの備蓄品を買い足しています。
大船渡市の介護老人福祉施設「蔵ハウス大船渡」は、東日本大震災の後、災害時に障害者や高齢者を受け入れる大船渡市の福祉避難所に指定されています。
これまで、入所者や避難した住民など100人が7日間過ごすことを想定して食料を備蓄していましたが、後発地震注意情報の発表を受けて新たに3日分買い足したということです。
蔵ハウス大船渡 小笠原登志江総合施設長
「(即席の)みそ汁の具材とか、一番はお米」
追加した食料は米や缶詰・即席麺などで、12日は480リットルの水を施設内に運び入れていました。
今後は好みに合わせて食べるものを選べるよう、さらに種類を増やすことも検討しているということです。
蔵ハウス大船渡 小笠原登志江総合施設長
「結構大きな揺れだったので、またくるのではないかとすぐに動いたので、こういうものあった方がいいなと準備していた。やっぱり東日本大震災の教訓ですね」
このほか、この施設では緊急時の職員による対応の手順も再確認し、万が一に備えることにしています。