中国軍の戦闘機によるレーダー照射を巡り、木原官房長官は11日午前、「国際社会に対し日本の立場を発信していく」と強調しました。
木原官房長官:
各国の理解を得ること、これは極めて重要であります。国際社会に対して我が国の立場や考えというものを適時、適切に説明・発信してまいります。
記者会見で木原長官は、「レーダー照射事案について、同盟国・同志国との間で緊密なやりとりを行っている」と述べました。
小泉防衛相は10日夜、NATO(北大西洋条約機構)のルッテ事務総長とのテレビ電話会談で、中国軍のレーダー照射や、中国がロシアとともに行った日本周辺での共同飛行を説明しました。
ルッテ氏は遺憾の意を示し、緊密な連携を確認しました。
また、イタリアのクロセット国防相にも同様の説明を行い、強い懸念を共有しています。