経済対策の裏付けとなる補正予算案は11日に衆議院を通過する見通しで、まもなく委員会での採決が行われます。
国会記者会館から、フジテレビ政治部・木村大久記者が中継でお伝えします。
立憲民主党は、高市首相に対し、補正予算案の修正を求めました。
この後、組み替え動議を公明党とともに提出する予定です。
立憲民主党・井坂信彦議員:
与野党で歩み寄れる現実的な組み替えを提案をしております。この委員会で出た野党の意見を少しは取り入れていただいて、補正予算を組み替えようというお気持ちがないのか。
高市首相:
今回、野党のご指摘もかなり取り入れたつもりでございます。強い経済を作っていくってことは安心できる福祉、そして国民の皆さまの生活の豊かさにつながることであると私は固く信じております。
質疑はまもなく終局し、組み替え動議が否決される一方、政府提出の補正予算案が与党に加え国民民主党などの賛成多数で可決される見通しです。
午後の本会議でも可決され、参議院に送られる見込みで、成立は確実な情勢です。
一方、17日の会期末までに残る焦点は、与党が提出したものの成立のめどが立っていない衆議院の議員定数を削減する法案です。
野党側は企業・団体献金の規制を強化する法案が採決されるまで、定数削減法案の審議入りに応じない構えを崩しておらず、与野党の対立が深まっています。