岩手県議会12月定例会は12月10日、中小企業の賃上げの支援やクマ対策の費用などを盛り込んだ約83億円の補正予算案を可決し閉会しました。
10日の12月定例会の最終本会議では、約83億円の補正予算案が全会一致で可決されました。
補正予算案には、物価高騰対策として中小企業の賃上げの支援や生活困窮者への助成に31億円あまりが計上されています。
この賃上げの支援では、時給を60円以上引き上げた企業などに対し、1事業所あたり最大400万円を助成する事業が盛り込まれています。
また、箱わなの設置や吹き矢で麻酔を扱う人材の養成といったクマ対策に3700万円、県教育委員会が矢巾町と共同で体育館を建設する計画が頓挫したことをめぐり請負業者に支払う賠償金5900万円などが計上されています。
最終本会議では補正予算案を含む38の議案が可決され、2つが継続審査となりました。