この店も、あの店も、買い物がお得に?
10日から東京・足立区で販売がスタートした、総額40億円の「プレミアム商品券」。
物価高が生活を直撃する中、足立区民からは喜びの声が上がりました。
「イット!」取材班が向かったのは、足立区にある日本一長い宿場町商店街・千住宿商店街です。
お店の前には、PayPayのポスターが掲示されていました。
10日、足立区ではPayPayを活用したプレミアム付きのデジタル商品券を販売。
1口4000円からの商品券は、最大1万2000円分がお得になるというのです。
ただし、購入できるのは足立区民のみ。
利用期間は2026年3月10日までですが、販売総額の40億円に達した場合、キャンペーンは終了となるということです。
足立区役所にはPayPayのプレミアム商品券ののぼりが飾られていて、窓口で手続きをする人の姿が。
足立区役所には、スマホやキャッシュレス決済に不慣れな人をサポートする窓口が設置されていました。
80代の男性は、一刻も早く商品券を手に入れたいのですが…大苦戦。
70代の男性は4万円の商品券を購入でき、食料品に使うと話しました。
一方、商品券が使えるスーパーには、「足立区PayPay商品券での支払いでスタンプ3倍」というポスターが貼られていて、10日に商品券を使えば店のスタンプが3倍となるサービスを実施していました。
訪れた買い物客は、プレミアム商品券で一体何を買うのでしょうか。
2万円の商品券を購入した夫婦。
6000円分の買い物が無料となりますが、この日は約1000円のゼリーの詰め合わせなどに商品券を使い、ちょっとしたぜいたくに充てました。
子育て中の30代の女性も商品券を購入していました。
買い物かごに入れていたのは子供用の飲み物と、育児の合間に食べるお菓子です。
約1000円分の商品券を使い、「あまり値段見ずに欲しいものをぽいぽいと入れて、食べたいものを買えた感じ。知らない人がいたら、ここで使えたよと話したい」と話しました。
さらに、40代の女性は買える枠いっぱいの4万円の商品券を購入。
これで1万2000円分のお得な買い物ができますが、この日のために狙っていたものがありました。
「お米2袋。お米が高いので、お米が買えると思って」と話し、5kgの米2袋など、約9000円分の商品券を使いました。
「(米がなくなるのを)ギリギリまで待って、商品券が今日からなので買いに来ようと。商品券を使えるようになったらお米を多めに買っておこうかな」と、待ちに待っていた様子です。
何かと出費の多い年末年始にうれしい“プレミアム商品券”。
マルヤス 足立花畑店・平間店長:
足立区が盛り上げてくれてるのに一緒になって盛り上がって、お買い物にみんな来ていただけたらうれしいと思ってます。
11日は品川区でも販売が開始されます。
さらに、スマホ決済アプリを使ったお得なキャンペーンは、港区の「みなトクPAY」や板橋区の「板橋Pay」などでも実施されています。