日本関連のイベントが次々と延期や中止になっている中国で、12月から開催予定だったスタジオジブリの展覧会が延期となりました。
延期となったのは、スタジオジブリと宮崎駿監督の作品をテーマにした体験型アート展で、中国の広東省・広州市で今月25日から来年10月まで開く予定でした。
ジブリ展の公式SNSは8日、「楽しみにしていたお客様に深くおわびします。近い将来、またお会いできることを楽しみにしています」と発表しましたが、延期の理由や期間は明らかにしていません。
宮崎監督の作品は中国でも人気が高く、2024年には同様の展覧会が上海市で半年以上にわたり開催され、連日多くの来場者でにぎわいました。
中国では高市早苗首相の「台湾有事」をめぐる国会答弁以降、日本関連イベントの中止や延期が相次いでいて、ジブリ展もこうした日中関係の緊張の影響を受けた可能性があります。