中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射をめぐり、中国外務省は10日、日本側の説明に「矛盾がある」と批判しました。
この問題では、中国軍が9日、空母「遼寧」の艦載機が発着訓練を行うと自衛隊側に知らせたとする“無線の音声データ”を公開しました。
小泉防衛大臣は10日、訓練を開始する旨の連絡が現場海域であったことは認めた一方、危険回避に必要な時間や場所など「具体的な情報は含まれていなかった」と強調しました。
これに対し中国外務省の報道官は10日、「日本は通告を受けていないと主張していたのに、いまになって連絡があったと認めていて説明が矛盾している」と反発しています。
中国外務省報道官:
日本側が論点をずらし、国際社会をミスリーディングしようとしている。
一方で、中国側は訓練の“具体的情報”を事前に通告していたかどうかについては言及していません。