災害時に速やかに避難所を開設するため、富山市は地震の揺れを感知すると自動で錠が開くキーボックスを市内の全ての避難場所に設置しました。

富山市では能登半島地震など大規模な災害が相次いだことから、避難所を速やかに開設できるよう今年3月から取り組みを進めてきました。

10日は富山市の豊田小学校で震度5弱以上の揺れを感知すると自動で解錠するキーボックスを設置する工事が行われました。

これで、災害時に最初に避難するための第1次避難所78カ所全てにキーボックスが設置されました。

*富山市防災危機管理部 生田朋道参事
「震度5以上で自動解除することができる。ダイヤル合わせや鍵、3つの方法で開けられる」

キーボックスは台風や大雨など他の災害時にも対応できるよう暗証番号や専用の鍵でも解錠できるようになっていて、富山市では速やかな避難所開設に繋げたいとしています。

*富山市防災危機管理部 生田朋道参事
「キーボックスを付けたことで(避難所のカギを)持ち歩かなくても良くなった。早く避難所を開くことができる」

富山テレビ
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