12月8日深夜、青森県の東方沖で発生した地震を受け、気象庁は初めてとなる北海道・三陸沖後発地震注意情報を発表しました。 1週間程度、地震や津波に対する備えが呼びかけられ、宮城県内の観光地などには一定の影響も出ています。

気仙沼市魚市場です。9日は、津波注意報の発表を受け、水揚げは見送りとなりましたが、10日朝は、通常通りの光景が戻りました。

気仙沼漁業協同組合 臼井靖参事
「水揚げ中に漁獲物が並んでいるときに、地震の発生を考えると、問題提起もあると思うが、安全第一・人命第一なので、そういう事態が発生したら避難することになる」

北海道・三陸沖後発地震注意情報を受け、政府は今後1週間程度、防災対応をとりつつ、社会経済活動については継続するよう呼びかけています。

こちらは日本三景・松島。10日も観光客が遊覧船を楽しむ姿などが見られました。

札幌から
「少し不安な気持ちがあって悩んだんですけど、松島を調べて津波の被害も限られるのかなと思って、せっかく来たから見に来たいなと思って」

京都から
「避難する場所とか標識があったので、もし津波が来たら、そこに避難したらいいんだなと考えていました」

一方、遊覧船の関係者によりますと、地震を受け、学校の団体客などを中心におよそ500人のキャンセルもあったということです。

松島島巡り観光船企業組合 郷家雅章理事
「地震が発生した場合は、すぐに船は桟橋に戻ってきていただいて、係が主導でお客さま第一に避難するようにしている。お客さまが一番心配なのは安全面のことだと思うので、我々も安全面を一番大事にしているので、安心して来てもらえれば」

仙台放送
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