12月8日に宮城県七ヶ浜町のスクラップ置き場で起きた火災を巡り、宮城県が業者に対し改善案の報告を求める方針であることが分かりました。
この火事は8日午前5時50分ごろ、七ヶ浜町遠山の廃品買取業者「東盛」のスクラップ置き場から火が出て、鉄くずやモーターなどおよそ1800トン分、525平方メートルが焼けたものです。
火はおよそ12時間後に消し止められ、けがをした人はいませんでした。
宮城県によりますと、このスクラップ置き場では、2022年12月以降、火災が5回発生しています。
県は、1カ月から2カ月に1回のペースで見回りと行政指導を行い、これまでに廃棄物の保管方法や消防設備の設置については改善されたことを確認していたということです。
一方、今回の火災について警察が業者に聞き取りを行ったところ、業者は「モーターや分電盤などの廃材に、リチウムイオン電池などが紛れ込んでいた可能性がある」と話していたということです。
警察と消防が火が出た原因を調べていて、県は業者に対し、改善案の報告を求める方針です。